京都、洛西の紅葉
moda architectsの事務所は京都市の南西部、洛西ニュータウンという場所にあります。近所には竹取物語に出てくる石作皇子にまつわるともいわれる「石作」という地名が残る、竹林が美しい地域なのですが、秋の紅葉が美しいことはあまり知られていません。
ニュータウンという形式は住民の高齢化や空き家問題など、近年は負の側面ばかりがクローズアップされる向きがありますが、計画都市ならではのこうした並木道空間など、良い部分もたくさんあります。
建物を設計する際、本当の豊かさとは何か、ということを考えさせられることがよくあります。機能性や合理性、経済性は当然大事なことなのですが、こうした自然の風情や季節感の様なものも取り入れていくことが本当の豊かさにつながるのではないかと感じています。
落ち葉の絨毯。枯葉を踏みながら歩くのもまた楽しいです。